2012年5月4日金曜日

フューチャーセッション

フューチャーセンターの機能を活用して、どうやって新しいサービスを創出していくのか?

フューチャーセンターでは、未来のステークホルダーが社会課題に対して対話を行うフューチャーセンターセッション(フューチャーセッション)が開催されます。
フューチャーセッションについても、野村さんの記事が参考になりますね。

「カミヒコウキ」では、企業で抱えている課題を持ち込んでもらい、その企業が抱えている社会課題を明文化します。

そして、明文化した社会課題をテーマに、「共通の想い」と「異なるバックグラウンド」を持つ方々が集まって、未来志向の対話を行うフューチャーセッションを開催します。

1回のフューチャーセッションで、新しいサービスが創出できるわけではなく、そのセッションで得られた奇跡的な気づきを、人間中心設計プロセスで活用されている様々な手技法でプロトタイピングしていくことで、新たなサービスを創出していきます。

「大切な問いの明文化」→「フューチャーセッション」→「ビジネスモデルのプロトタイピング」

また、別に考えているのが、2年で50回のフューチャーセッションを開催することです。
月2~3回のペースですね。

ここで、2年で50回のセッションを実施することが目標
各回、様々な企業が話題提供することになりますが、最後の10回は、それまでセッションを行った企業を集めてのセッションを行うことを考えています。
つまり、第40回目のセッションからは、本当に何が起こるか分かりません。

ですが、なぜか今からワクワク感があります。
少しでもご興味を持った企業の方は、ぜひお気軽にお問合せ(グラグリッドのサイトに移動します)ください。

で、なぜ2年か?
いろいろありますが、物理環境的な理由として、今借りている事務所の賃貸契約期間が決まっているわけで…。

フューチャーセンター?

「カミヒコウキ」運営者の尾形です。

皆さん、突然ですが「フューチャーセンター」をご存知でしょうか?
どこかにある特定の施設名ではありません。

私が初めてフューチャーセンターを知ったのは、2011年12月に行われた人間中心設計推進機構(HCD-Net)のイベントでした。

そのイベントの中で、KDIの野村さんからフューチャーセンターの概念についてプレゼンテーションがありました。

大変面白く、興味深い内容だったのですが、正直フューチャーセンターとは何か、その時点ではよく分かりませんでした…

ただ、分かったのは、フューチャーセンターとは「未来のステークホルダーが集まる場」ということでした。換言すれば、「共通の想い」と「異なる背景」を持った人々が集い、未来志向の対話で社会課題を解決する場のことです。

これは、私がこれまで思っていた課題も、楽しく解決できそうだ、というワクワク感が持てたことでした。これが、「カミヒコウキ」を作ったきっかけにもなっています。


そこで、もっと知りたいと素直に思い、下記のイベントに参加してきました。

フューチャーセンター第1回ギャザリング(2012年1月 @カタリストBA)
フューチャーセンター第2回ギャザリング(2012年2月 @カタリストBA)
フューチャーセンター第3回ギャザリング(2012年3月 @東京海上日動システムズ)

ギャザリングで行われたフューチャーセッション実施予定スケジュール。
具体的に行動に起こすことが大事。
フューチャーセンターでは、ディレクターが主催するフューチャーセッションが恒常的に行われています。そのような状態になっている場のことを、フューチャーセンターと呼びます。

詳細に知りたい人は、野村さんの著書記事が、大変参考になるので、そちらをご参照ください。

フューチャーセンターについて体系的に記述されています。

そして、「カミヒコウキ」。

人間中心設計のプロセスに、フューチャーセッションの機能を組み入れられないか?という問いを突き詰めて(といっては大げさですが)、考えた新しい活動です。

ここから新たなサービスを創出し、本当に人と社会を楽しくしていけるようにしたい、と思い始めました。

って、どうやって?